突然ですが、貯金っていくらありますか?保険や株などの投資している金融資産は別で、純粋な「現金」ですよ。
え?あんまりないって!?
それは、やばいです。大事なことなのでもう一度言いますね。
やばいですーーー!(´;ω;`)
とはいうものの、貯金が少ないって現実問題そんなにやばいの?って思いませんか。
そこで今回は、そんな生活防衛費の重要性や目安額についてお伝えしたいと思います。
もくじ
生活防衛費とは、万が一のときに使えるお金のこと
生活防衛費とは、万が一のときに使える貯金のこと。万が一とは、天災・勤め先の倒産やリストラ・病気やケガなどの非常事態をイメージしてみてください。
そうそう!生活防衛費とは、万が一の大ピンチのときに使うお金なので現金(普通預金)で用意しておきましょう。
ちなみに「普通預金なんかにお金を置いておいても全然ふえないけど、それでもいいの?」って思いませんか?
いいんです( `ー´)ノ(キリッ)
考えてみてください。生活防衛費を投資に回していたら、いざ取り出したいときに「た、たりない…」なーんてことだってありえるわけですよ。
他にも、貯蓄型の保険で貯めていたとしたら、一定期間は解約できません!とかね(解約はできるけど元本割れ)
そんな事態を防ぐためにも、生活防衛費を少しでもふやそうと思わなくてもOK!すぐに取り出せるところに置いておく必要があります。
生活防衛費はいくら貯めるべき?目安額は「毎月の生活費6ヶ月分」
生活防衛費の最低目安額は、最低でも毎月の生活費6ヶ月分といわれています。
「6ヶ月くらい収入がいきなり止まっても貯金を取り崩していけば生活はできるよね」という意味での6ヶ月分となっています。
ただし、これは本当に最低ライン。
sonic
生活防衛費はあればあるだけ安心レベルは高まります。
6ヶ月分ってさすがに少なくない?って思ったら、どうぞもっと貯めてくださいね♡
なお、生活防衛費の金額は家庭の状況のことも加味して考えておいた方がいいでしょう。
たとえば専業主婦(主夫)家庭なら、働いている人の収入がストップ=世帯の収入がストップなので、共働き家庭よりも多めに用意することをおすすめします。
参考までに、世帯別の目安額は以下のとおり(※最低ラインです)
共働き家庭 | 6ヶ月分 |
---|---|
専業主婦(主夫)家庭 | 12ヶ月分 |
もちろん共働き家庭といっても、どちらかの収入だけになった場合に暮らせないとなると12ヶ月分はほしいところですよね。(例:夫が会社員、妻は扶養内パート)
また、天災が起きたときに強い職種(医療系・インフラ系・公務員)だと収入が減るリスクが少ないので、その分を加味して生活防衛費は調整してもいいと思います。
sonic
まぁ目安はあくまでも目安なので、心配ならこれより多めに用意してくださいね。
ここで、毎月の生活費が33万円の場合を考えてみましょう。この家庭の場合、生活防衛費の目安額は以下のとおりになります。
生活防衛費の目安額 | |
---|---|
6ヶ月分 (半年分) | 33万円×6ヶ月=198万円 |
12ヶ月分 (1年分) | 33万円×12ヶ月=396万円 |
24ヶ月分 (2年分) | 33万円×24ヶ月=792万円 |
36ヶ月分 (3年分) | 33万円×36ヶ月=1,188万円 |
どうですか?生活防衛費はクリアできてましたか?「え?そんなに現金ないよ…」って?それなら資産運用とかはいいから、
まずは一刻も早く生活防衛費を確保してくださいッッ!
次の章では、生活防衛費が足りない場合の恐ろしい事実をご紹介させていただきます。
生活防衛費が足りないとどうなる?シミュレーションしてみた結果
先ほどの「毎月の生活費33万円」で検証してみました。
貯蓄額 | 何か月で貯蓄ゼロ? |
---|---|
200万円 | およそ6ヶ月 |
300万円 | およそ9ヶ月 |
400万円 | およそ12ヶ月 |
このシミュレーションを見て、どう思いますか?200万円なんて半年もあればあっという間にゼロになります。
もちろん、病気で半年間働けなくなったとしても、会社員なら傷病手当金があるのですぐには収入ゼロにはなりません。勤め先が急に倒産したとしても、雇用保険があります。
でも…震災級の地震が起きたらどうですか?
そんなに遠くない将来に、南海トラフ地震や首都直下型地震などが起きるかもといわれています。このレベルでの災害なら、
勤め先は倒産、マイホームも倒壊、長期間の避難所生活などなど…
まさに、生活が詰んだ/(^o^)\オワタな状態になりますよ?
それでも生活防衛費がなくても大丈夫だと言い切れますか?
生活防衛費の貯め方は「現金」一択です
生活防衛費の重要性をおわかりいただけたところで、大事なことをもう一度言いますね。
生活防衛費は「現金」で貯めてください(本日2回目)
というのも私はFPとして数多くの家計相談にお答えしてきたのですが、貯蓄はしているけれど「保険」で貯めている方って意外と多いんですよ…
たとえば、家計からの貯蓄率は目標を達成できているけど、その貯蓄先が保険ならいざというときに「お金使えないやん!」ってなります。
(※貯蓄型の保険には「貸付制度」もあるんですけど、利息を取られるので使う場合はご注意を)
ということで、生活防衛費を貯めるなら保険ではなく「現金」でお願いしますね。
もし、今入っている貯蓄型保険の保険料が高すぎて現金が貯まらないようなら一度「保険の見直し」をおすすめします。
当サイトでも保険の見直し相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
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