2023年で制度が終了する「ジュニアNISA」
制度が終了してしまうこともあり「始めるなら今だ!」とジュニアNISAを始めるご家庭も多いです。
そこで今回は、ジュニアNISAの口座開設のやり方を説明します。
ジュニアNISAを始める上でわかりづらい「ロールオーバー」の手続きについてもあわせて解説していますので、最後までごらんくださいね!
もくじ
いくらお金を出せるか?把握する

ジュニアNISAを始める前に、必ずやっていただきたいことがあります。それは
いくらまでジュニアNISAにお金を出しても大丈夫か?
を確認するということ。
ジュニアNISAは非課税で運用できるお得な制度ではあるんですが、そもそも投資は余剰資金で行うのが鉄則。
さらにいうと、ジュニアNISAに入れたお金は「お子さんのお金」になります。何が言いたいのかというと、
ジュニアNISAにお金をつっこみすぎて、家計がまわらなくなったら元も子もないということ!
もちろん手持ち資金に余裕があるなら、年80万円の投資枠いっぱいつっこんでもいいですが…
家計が不安なら、まずはライフプランを作ってみて「いくら出しても大丈夫か?」確認してから始めてみてくださいね。
ジュニアNISAの開設までの流れ
ジュニアNISAにいくら出せるか決まったら、証券会社でジュニアNISAの口座を開設しましょう。
やるべきことは次のとおりです。
- 証券会社でジュニアNISAを申し込む
- 書類を返送する
- 入金する
- 取引の設定をする
では詳しくみていきましょう。
1. 証券会社でジュニアNISAを申し込む
まずは証券会社を決めて、ジュニアNISAの口座開設を申し込みます。
ちなみにジュニアNISAは1人1口座しか開設できません。そのため、どこの証券会社で開設するか?よーく考えてから決めてください。
そうそう!もう1つ注意点があります。
それはお子さんが複数人いる場合。
未成年のお子さんの人数分だけ口座を開設できるので、全員分開設したいときは忘れずに申し込みしてくださいね。
2. 書類を返送する
申し込みが完了すると証券会社から書類が送られてきます。必要事項を記入して返送してください。
ここで、本人確認書類やマイナンバーがわかる書類を添付する必要があるので、添付書類なども必要になってくるので、忘れずに一緒に送りましょう。
なお証券会社や税務署の審査があるので、口座開設が完了するまではちょっと時間がかかります。
余裕を持って申し込みするようにしてくださいね!
3. 入金する
いざ口座開設が完了したら、ジュニアNISAに運用資金をいれます(入金)
ここで注意してほしいのが、証券会社によっては入金できる銀行口座を子供本人の名義の銀行口座のみと指定している場合があること。
お子さん専用の銀行口座を作っていない場合は、注意してください。
4. 取引の設定をする
入金まで完了したら、実際に取引をしていきましょう。
ジュニアNISAではつみたてNISAと違って、投資信託だけでなく株やETFなども購入することができます。
つみたてNISAと同じように積立投資の設定をしてもよし、株をどーんと買ってもよし。商品の選び方に正解はないので、よく考えて決めてくださいね。
ロールオーバーはお忘れなく
ジュニアNISAは、5年間の非課税期間があります。では、5年後はどうなるの?って思いませんか。
その解決方法はカンタン!
非課税期間終了する前にロールオーバーという手続きをするだけです。
このロールオーバーという手続きをすれば「継続管理勘定」へ移管されます。
この継続管理勘定は何やら難しそうな名前ですが、要は「非課税のまま持ち続けられるよー」ってこと。

ロールオーバーをする時期は、2022年に購入した分は2026年の秋ごろに、2023年に購入した分は2027年の秋ごろになります。(これは18歳になるまで繰り返します)
もしロールオーバーの手続きを忘れてしまった場合は、払出し制限付き課税口座に移動してしまいます。
こうなってしまうと、成人するまで非課税で持てるというメリットが半減してしまうので、忘れずにロールオーバーしてくださいね。
ジュニアNISAは2023年まで!口座開設はおはやめに
ジュニアNISAの制度は2023年で終了してしまいます。
家計に余裕があるようなら、この制度を使わない手はありません!ただ口座開設には少し時間がかかるので、申し込みはおはやめにどうぞ。
もしジュニアNISAを始めるべきか?迷ったら、まずはライフプランを作ってみてください。
お金の流れが見えるようになるので、今ジュニアNISAを始めても家計に余裕はあるか?わかるようになりますよ!
sonicの家計見直し相談室でも90分間5,000円でライフプラン作成を承っております。zoomで相談できますので、ぜひご利用ください。